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簡易宿所営業許可申請とは・民泊との違いとは

目次

目次(まとめぺージへ)
簡易宿所営業許可申請とは・民泊との違いとは
簡易宿所営業許可申請の要件と条件とは
簡易宿所営業許可申請の必要書類とその流れ
簡易宿所営業許可申請の変更届と更新について
簡易宿所営業許可申請の提出先と手数料・費用について

簡易宿所営業許可申請とは、旅館業法に基づき、
一つの施設を複数人で共用する形態(例:ゲストハウス、ホステル、ドミトリー型宿泊施設など)で
宿泊料を受けて人を宿泊させる営業を行うために、自治体(市区町村)から取得する許可のことです。

旅館業法では宿泊施設を以下の4類型に分けています。

  • 旅館・ホテル営業

  • 簡易宿所営業

  • 下宿営業

  • 公衆浴場営業(宿泊を伴うもの)

このうち、簡易宿所営業は、比較的簡素な構造で、多人数利用を前提とした宿泊形態を想定しており、
バックパッカー向けの宿泊施設や、都市型ゲストハウスなどで多く採用されています。


簡易宿所営業許可申請が必要となるケース

次のような場合には、原則として簡易宿所営業許可申請が必要です。

  • 宿泊料を受けて人を泊める

  • 年間の営業日数に制限がない

  • 不特定多数の宿泊者を受け入れる

  • 民泊新法(住宅宿泊事業法)の180日制限を超えて営業したい

  • ゲストハウス・ホステルとして継続的に運営したい

つまり、本格的・事業的に宿泊業を行う場合は、簡易宿所営業許可が前提となります。


民泊についての概要

一方で「民泊」とは、
住宅宿泊事業法(いわゆる民泊新法)に基づいて行う宿泊事業を指します。

民泊はあくまで「住宅」を活用した宿泊であり、
以下のような明確な制限があります。

  • 年間営業日数:180日以内

  • 原則として「住宅」であること

  • 近隣住民への配慮義務・届出義務あり

  • 各自治体が独自に条例で規制可能

民泊は副業・空き家活用・短期利用向けの制度であり、
事業としての自由度は限定的です。


簡易宿所営業許可申請と民泊の決定的な違い

最大の違いは、法律・営業日数・事業性です。

  • 簡易宿所:旅館業法/制限なし/本業向け

  • 民泊:住宅宿泊事業法/180日制限/副業向け

また、簡易宿所は建築基準法・消防法・用途地域などの規制が厳しく、
その分、長期的で安定した運営が可能になります。


簡易宿所営業許可申請と民泊の比較表

項目 簡易宿所営業許可申請 民泊(住宅宿泊事業)
根拠法令 旅館業法 住宅宿泊事業法
手続き 許可制 届出制
営業日数 制限なし 年間180日以内
主な用途 ゲストハウス・ホステル 空き家・自宅活用
事業性 高い(本業向け) 低い(副業向け)
建築基準法 厳格に適用 一部緩和
消防設備 必須(自動火災報知等) 条件付き
近隣説明 義務付けあり(自治体による) 努力義務
用途地域制限 強い 条例で制限あり
許可・届出先 保健所 都道府県・市区町村
運営の自由度 高い 低い
初期コスト 高め 低め

どちらを選ぶべきか【判断のポイント】

簡易宿所営業許可申請が向いている人
  • 長期・安定的に宿泊事業を行いたい

  • 180日制限なく営業したい

  • 法的に強い立場で運営したい

  • 将来的に売却・事業拡大を考えている

民泊が向いている人
  • 空き家や自宅の一部を活用したい

  • 初期費用を抑えたい

  • 副業レベルで始めたい

  • 短期間だけ運営したい


まとめ

簡易宿所営業許可申請は、
「宿泊業を本格的に行うための制度」であり、
民泊は「住宅を活用した限定的な宿泊制度」です。

短期・小規模なら民泊、
長期・事業化なら簡易宿所営業許可申請
この視点で選択することが失敗を防ぐ最大のポイントです。


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