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NPO法人設立のメリット・デメリットを徹底比較
NPO法人設立の条件と人数要件を分かりやすく徹底解説
NPO法人設立の流れと必要書類を行政書士が徹底解説
NPO法人設立費用はいくら?行政書士に依頼した場合の相場
NPO法人設立は、社会貢献活動を継続的・組織的に行うための有力な選択肢です。一方で、一般的な株式会社や合同会社とは目的や運営ルールが大きく異なるため、メリットとデメリットを正しく理解することが重要です。
ここでは、NPO法人設立を検討している方が判断しやすいように、実務面・資金面・信用面から徹底比較します。
NPO法人設立のメリット
1. 社会的信用が高い
NPO法人設立を行うと、都道府県や内閣府の認証を受けるため
「公共性・公益性の高い団体」として社会的信用を得やすくなります。
法律で運営の透明性を確保することが義務付けられているので
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行政・自治体との連携がしやすい
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企業や個人からの寄付を集めやすい
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助成金・補助金の対象になりやすい
2. 非営利活動を正式な法人として行える
NPO法人は「利益を分配しない」ことを前提に、
社会課題の解決や地域貢献活動を法人格をもって実施できます。
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個人名義では難しい契約が可能
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活動の継続性・信頼性が高まる
3. 税制上の優遇がある(条件付き)
NPO法人設立後、一定条件を満たすと
法人税・消費税・法人住民税等が非課税または軽減されます。
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会費・寄付金は原則非課税
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認定NPO法人になれば寄付者側も税控除対象
4. 設立時の資本金が最小限に抑えられる
株式会社の場合と異なり、
NPO法人設立には資本金が最小限に抑えられます。
また、登録免許税や定款認証も費用が発生しません。
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お金がなくても理念と人があれば始められる
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社会貢献重視の人に向いている
NPO法人設立のデメリット
1. 設立までに時間と手間がかかる
NPO法人設立は認証制のため、
申請から設立まで最低でも4~6カ月かかる。
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定款・事業計画書・設立趣旨書など書類が多い
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行政の審査を通過する必要がある
2. 利益分配が一切できない
NPO法人は非営利法人のため、
理事・社員・設立者への利益分配は禁止されています。
非営利とは、利益を社員に分配してはいけないということで、活動を通じて利益を得ることは認められています。
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「稼ぐ事業」には向かない
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給与は出せるが配当は不可
3. 事務・情報公開の負担が大きい
NPO法人設立後は、毎年以下が義務です。
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事業報告書・決算書の作成
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所轄庁への提出・一般公開
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理事会・社員総会の開催
→ 個人事業や会社よりも運営負担は重い
事業報告を3年怠ると取り消しになります
4. 自由な事業ができない
NPO法人は「特定非営利活動」に限定されます。
会社の場合は適法であれば事業内容に制限はありません。
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定款にない事業はできない
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収益事業にも制限あり
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事業内容の変更・新規事業を行う場合には定款変更の手続きが必要
NPO法人設立のメリット・デメリット比較表
| 項目 | メリット | デメリット |
|---|---|---|
| 社会的信用 | 公的認証で信用が高い | 行政の監督が入る |
| 設立費用 | 資本金不要 | 書類作成コスト・専門家費用 |
| 税制 | 一部非課税・優遇あり | 収益事業は課税 |
| 利益分配 | なし(公益性重視) | 出資者への還元不可 |
| 設立期間 | ― | 約4~6カ月かかる |
| 運営自由度 | 社会貢献に集中できる | 事業内容に制限あり |
| 情報公開 | 透明性が高い | 事務負担が大きい |
NPO法人設立が向いている人
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社会課題の解決を目的に活動したい
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利益より理念・公共性を重視したい
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助成金や寄付を活用したい
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行政や地域と連携した事業を行いたい
向いていない人
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事業で利益を上げたい
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短期間で設立したい
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手続きや報告業務を減らしたい
まとめ
NPO法人設立は「社会的信用 × 公益性」を最大化できる一方、
自由度とスピード、収益性は制限される法人形態です。
目的が
-「社会貢献」→ NPO法人
-「事業拡大・利益」→ 株式会社・合同会社
この軸で考えると失敗しにくくなります。
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