ラウンジ経営でも風俗営業許可申請は必要ですか?徹底解説
■ 徹底解説
ラウンジを開業予定の方から、
「いわゆる風俗店のような営業はしません。それでも風俗営業許可申請は必要ですか?」
というご相談をよくいただきます。
行政書士の実務経験をもとに、判断基準をわかりやすく解説します。
■ 結論
ラウンジという名称だけでは判断できません。
営業内容に“接待行為”が含まれる場合は、風俗営業許可申請が必要になります。
■ 判断基準は「接待行為」
風営法上のポイントは、接待を行うかどうかです。
接待とは
「歓楽的雰囲気を醸し出す方法により客をもてなすこと」
と定義されています。
接待に該当しやすい具体例
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特定のお客様の隣や近くで継続して談笑する
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お酌をする
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デュエットでカラオケをする
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一緒にゲームをする
横に座らなくても、内容次第では接待と判断されることがあります。
■ ラウンジ営業の判断目安
| 営業内容 | 風俗営業許可申請の要否 | 解説 |
|---|---|---|
| 女性スタッフが特定客の相手を継続的にする | 必要 | 接待行為に該当する可能性が高い |
| カウンター越しで注文対応のみ | 原則不要 | 接待がなければ飲食店営業+深夜届出 |
| カラオケでデュエット | 必要になる可能性あり | 特定客との遊興は接待と判断されやすい |
| ゲームを一緒に行う | 必要になる可能性あり | 実務上は接待扱いされるケース多数 |
■ よくある誤解
「怪しい営業をしないから大丈夫」
「横に座らなければOK」
これらは法律上の基準ではありません。
実際には、営業実態で判断されます。
■ 許可を取る場合のポイント
風俗営業許可申請を行う場合は、
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営業制限地域の確認
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距離制限の調査
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客室面積の基準確認
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構造検査対策
が必要になります。
許可取得までは申請受理から概ね約55日以内が目安です。
■ 行政書士としての実務アドバイス
ラウンジは営業内容が曖昧になりやすく、
「接待に該当するかどうか」が最大の分岐点です。
✔ 物件契約前に相談
✔ 営業スタイルを具体的に整理
✔ 許可が必要か事前判断
これが最も安全な進め方です。
■ まとめ
ラウンジ経営でも、接待行為があれば風俗営業許可申請は必要になります。
名称ではなく「実際にどのような接客をするか」が判断基準です。
開業準備を進める前に、営業内容を明確にし、適切な手続きを確認することが重要です。